宅医療薬剤師のストレスは?

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宅医療薬剤師のストレスは?

在宅医療薬剤師の中には介護が必要な患者を相手にしているケースも多いです。この場合、介護スタッフと連携をしてケアをする形になるのですが意思疎通がうまくいかないことからストレスを感じる人もいるようです。実際にあったトラブル事例がネットで紹介されていたので、いくつかピックアップしましょう。

ある患者の家族から「最近になって下痢をしやすくなった」という相談を受けた薬剤師の事例です。患者の家族に話を聞いてみると、便秘薬で服用している薬がありました。この便秘薬は便秘になった時だけ一時的に使用して、様子を見ることと服薬指導をしていました。ところが介護スタッフが「毎日飲ませないといけない薬」と思い込んでしまって、毎食終わりに便秘薬を飲ませてしまいました。その結果、下痢症状が起こってしまったわけです。

また在宅医療薬剤師の処方した薬を介護スタッフが勝手に砕いて患者に服用させたというトラブルもありました。その患者は嚥下能力が低下して、錠剤を飲むのが難しかったです。このため、飲みやすいようにと良かれと思って、介護スタッフは錠剤を砕きました。しかしその錠剤は砕いて服用させると血中濃度が必要以上に上昇する薬だったのです。場合によっては、副作用を引き起こす恐れもあったので介護スタッフに指示して砕いて服用させるやり方を直ちにやめさせました。

在宅医療薬剤師は家を定期的に訪問していて、服薬指導を患者やその家族に行います。しかしずっとその患者が言われたとおりに薬を服用しているかどうか、徹底してフォローすることは無理です。このため在宅医療薬剤師本人はきちんと伝えたつもりでも、何のための薬か患者がきちんと理解していなくてわざと飲まなかったり、うっかり飲み忘れてしまったりするケースもあるようです。インターネットの体験談を見てみると、自宅訪問したところ飲まずに放置された薬が大量に見つかったという事例もあるほどです。いろいろな病気を抱えている人は、服用しないといけない薬の種類もおのずと増えます。その結果、管理できずに飲み忘れるケースも出てきます。

このように自分としてはきちんと他の医療スタッフや患者本人に薬のことを伝えたつもりでいても、実際には相手はほとんど理解していなかったという事例も結構あります。特に誤りを指摘してもなかなか相手が改善してくれない場合には、ストレスがたまるという在宅医療薬剤師の方は少なくありません。コミュニケーションを普段からしっかり取って、信頼関係を構築することが何よりも大事です。

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